名前:M・S
出身:愛知県
年齢:39歳
社労士歴:
平成17年4回目の受験で社労士試験合格
平成18年1月より勤務社労士として登録
得意分野:年金、人事労務管理
仕事歴:人事部で給与労務関係、品質保証部で品質企画関係の仕事に携わっています。
これから12回に分けて直前期の勉強法について説明していきます。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
1.社会保険労務士試験の攻略ポイント
2.直前期に注意すること
3.合格レベルの知識を身につけるには
4.脳の特性を生かした勉強法
5.基本テキスト・問題集の利用法
6.模擬試験の有効活用法
7.一般常識対策
8.年金科目対策
9.選択式対策
10.スランプを感じたときの対処法
11.科目毎の勉強時間配分で気をつけたいこと
12.試験直前には何をしたらよいか
社会保険労務士試験を受験されるみなさんにとって、現在の最大の目標は試験に合格することだと思います。
そこで最初にこの試験の特徴を再確認しておきましょう。
続きを読む "社会保険労務士試験の攻略ポイント" »直前期に受験生が陥りやすい失敗をしないよう注意してもらいたいことがあります。
先ずは問題集についてです。
直前期になると色々な問題集が目に入るようになり落ち着かない人も多いと思います。
ですが、この時期に新たな問題集に手をつけると、結果として中途半端な状態となり失敗しやすいので注意が必要です。
問題を解いて知識を定着させるという面から問題集に取り組むことは大切ですが、新たに問題集に取り組むと知らないことがどんどん出てきて焦ってしまうケースがよく見受けられます。
続きを読む "直前期に注意すること" »どうすれば合格レベルの知識を身につけられるのか。
この悩みは全ての受験生共通のものだと思います。私の経験から言えることは、とにかく基本事項を完璧にマスターすることです。
では基本事項とは何かということですが、受験経験のある方ならともかく、初めて受験する方は「どこまで勉強したらよいのかさっぱり分からない」というのが本音ではないでしょうか。
実は私もそうでした。基本テキストに重要と書かれている部分をがむしゃらに覚えようとしていたことを覚えています。
続きを読む "合格レベルの知識を身につけるには" »直前期を迎え、これから何をしたらよいか迷っている方も多いと思います。
計画立てて勉強することは分かっていても何をどうしたらよいか色々と悩むものです。ここではお勧めの勉強法を紹介します。
みなさんは脳の記憶のメカニズムを利用した勉強法があるのをご存知ですか。
私は合格した年の勉強法に取り入れその効果に驚きました。
続きを読む "脳の特性を生かした勉強法" »計画を立てたら後は迷わず実行するのみです。
ここでは日々の勉強における基本テキスと問題集の利用方法を紹介します。
7月は問題を解き知識を定着化する作業に集中する時期です。
先ずは勉強の手順ですが、「問題を解き、間違えたら直ぐに基本テキストで確認する」という組み合わせを繰り返すことをお勧めします。
この方法だと、問題が解けなくて考え込む時間を最小限にできるというメリットがあります。
続きを読む "基本テキスト・問題集の利用法" »みなさんもいくつかの模擬試験を受けることと思います。ここでは模擬試験の有効な活用方法について紹介します。
よく言われるように模試は復習しないと効果が薄いものです。
私は模試を最低3回解くことをお勧めします。
先ず1回は模試で全問題を解きます。2回目は間違えた問題だけをもう一度解きます。
そして3回目は、解説資料で全受験生の問題毎の正答率がフィードバックされますので、全受験生の50%以上が正解した問題をもう一度解きます。
これでその模試に出題された基本事項はほぼ押さえられるはずです。
続きを読む "模擬試験の有効活用法" »受験生の多くが苦手とする一般常識ですが、あまりにも出題範囲が広すぎるため有効な対策としては予備校のセミナーを利用することをお勧めします。
独学では白書に目を通すだけでかなりの時間が掛かる上、重要なポイントが分かりにくいという問題があります。
その点、予備校のセミナーではあらかじめ要点を絞ったテキストを使用するため覚える量が少なくて済みます。
このテキストは直前に読み返す資料としても最適です。
セミナーと合わせて市販の問題集に取り組むことも必要です。重点を絞りにくい科目だけに、問題集を解き、その解説を覚えることが効率よい勉強方法の1つです。
続きを読む "一般常識対策" »多くの受験生にとって最大の難関は年金科目だと思います。
この科目はしっかりと内容を理解しないと合格レベルに達しないものです。
まだ時間はありますので、できる限り時間を割いて内容理解に努めてください。
多くの受験生が年金の重要条文や語句を暗記しようとします。
しかし、過去問を解いてみて分かるように暗記では解けない問題が必ず出題されます。
続きを読む "年金科目対策" »選択式は午前中の頭が冴えた時間帯で行われるため、みなさん確実に点数を取ります。
ここでうっかりミスや取りこぼしがあると合格は遠ざかってしまいます。
選択式に特化した勉強法は、市販の問題集を使って重要語句を確認することです。
但しこの時期から新たに問題集を購入するのはあまりお勧めできません。消化不良になる可能性が高いからです。
購入されるのであればなるべく早い時期に内容の多すぎないものを購入するよう心がけて下さい。
また、択一式の選択肢問題で重要語句を意識して問題文を読む訓練をするとかなり得点できるようになります。どちらの方法もお勧めです。
続きを読む "選択式対策" »試験勉強を続ける中で一番苦しいのはモチベーションを維持できなくなったときです。
直前期になると、これまで張り詰めていた気持ちが緩み、ふっと気が抜けてやる気がでなくなるのを多くの方が経験します。
私もその一人でした。
今思えば、気が抜けるのは、勉強の1つのターゲットとして夏の模試までに一通り仕上げることを目標に勉強していたからでした。
自分の中で一区切りついたという安心感があり、それが突然やる気がでない現象となって現れたのだと思います。
続きを読む "スランプを感じたときの対処法" »得意科目、苦手科目にどのように時間配分すればよいか悩むものです。
1つの考え方として私の経験をお話します。得意科目は勉強がはかどり時間の経過が苦になりません。
反対に苦手科目は勉強がはかどらず時間の経過が遅く感じるものです。
そうであれば体感時間を同じにするよう計画してみれば苦しさが紛れるのではないでしょうか。
私は苦手科目の倍の時間を得意科目に配分しました。
続きを読む "科目毎の勉強時間配分で気をつけたいこと" »最後は試験直前の1週間で何をしたらよいかです。
この時期は全科目の基本事項を再確認することに徹して下さい。
その方法は、先ずこれまで解いてきた問題集の印をつけたものだけをもう一度全てやり直して下さい。
そして、合わせて一冊にまとまった基本テキストを通読して下さい。
あいまいな知識が見つかることもありますが、焦らずその場で覚えるようにして下さい。
問題集の次は模試を見直して下さい。
続きを読む "試験直前には何をしたらよいか" »