多くの受験生にとって最大の難関は年金科目だと思います。
この科目はしっかりと内容を理解しないと合格レベルに達しないものです。
まだ時間はありますので、できる限り時間を割いて内容理解に努めてください。
多くの受験生が年金の重要条文や語句を暗記しようとします。
しかし、過去問を解いてみて分かるように暗記では解けない問題が必ず出題されます。
ではどうやって勉強したらよいかということですが、合格者の多くは国年と厚年を比較しながら内容の違いに着目して勉強しています。
「よく似た条文だけどもここが違う」という点を明確に意識しながら理解することが大切です。
では具体的にどうするかというと横断学習を行います。
これは自分で共通点をノートにまとめたり、市販の横断学習用教材を利用したりします。
勉強順序ですが、単元毎に横断学習する際は、先に国年を勉強し、次に厚年を勉強して下さい。年金は国年がベースとなっています。
家に例えると基礎にあたる重要な部分です。ここをおろそかにしてはその上に学習内容を積み上げることは出来ません。
年金科目では、一通り横断学習をした後に今まで解いてきた問題集の基本問題をもう一度解いて下さい。
その時には単に正誤だけでなくその理由も考えてみて下さい。
問題集の解説を読み納得できなければ基本テキストに戻って関連する項目を繰り返し読み込んで下さい。
時間は掛かりますが7月にこの作業を行っておくと8月のラストスパートの際に本物の実力となって問題が解けるようになります。
年金科目は20点の配点がある最大の得点源です。
年金で点数を稼げるようになれば合格はぐっと近づきます。
苦手意識のある方もあきらめないで最後まで理解することに努めて下さい。
本番で考える力があれば年金科目は必ず得点源にできます。