直前期を迎え、これから何をしたらよいか迷っている方も多いと思います。
計画立てて勉強することは分かっていても何をどうしたらよいか色々と悩むものです。ここではお勧めの勉強法を紹介します。
みなさんは脳の記憶のメカニズムを利用した勉強法があるのをご存知ですか。
私は合格した年の勉強法に取り入れその効果に驚きました。
脳の記憶のメカニズムは、繰り返しインプットされた情報を大事なものと認識して記憶するそうです。
しかも繰り返すタイミングが重要で、一度情報をインプットしてからある程度の時間を空けて同じ情報を繰り返しインプットすると記憶に残りやすいようです。
この特性を利用した勉強計画を立てる方法は次の通りです。
(1)一般常識以外の科目を2日単位に割り振ります。苦手科目は日数を1日増やして計画してもよいです。また翌日には必ず前日の復習を入れます。
(2)翌日復習した日から3日後にその科目を復習する計画を入れます。
(3)上記(2)で復習した日から7日後にその科目を復習する計画を入れます。
上記3つを組み合わせたものがその日に勉強する科目となります。
この方法では1日に最大3科目の勉強をすることになります。
そのため、細かいところまでやっていては時間が足りないため必然的に重要事項に限定した勉強をすることになります。
イメージが掴めない方も多いと思いますので組み合わせ方の例を示します。
日付 メイン 、翌日復習、3日後、7日後
7月1日 労基前半
7月2日 労基後半、労基前半
7月3日 安衛前半、労基後半
7月4日 安衛後半、安衛前半
7月5日 労災前半、安衛後半
7月6日 労災後半、労災前半、労基(←7月3日に復習してから3日後)
7月7日 雇用前半、労災後半
7月8日 雇用後半、雇用前半、安衛
7月9日 徴収前半、雇用後半
7月10日 徴収後半、徴収前半、労災
7月11日 健保前半、徴収後半
7月12日 健保後半、健保前半、雇用
7月13日 国年前半、健保後半、 、労基(←7月6日に復習してから7日後)
7月14日 国年後半、国年前半、徴収
7月15日 厚年前半、国年後半、 、安衛
7月16日 厚年後半、厚年前半、健保
このように、一定期間後に繰り返して復習することで記憶の定着は驚くほど良くなります。
勉強方法は人それぞれですが、「今日は何を勉強しようか」と迷うことだけはしないように計画立てて勉強に取り組んで下さい。
但し、無理な計画を立て、計画通り進まずに焦ってしまうことだけは無いように余裕を持った計画を立てて下さい。