直前期に受験生が陥りやすい失敗をしないよう注意してもらいたいことがあります。
先ずは問題集についてです。
直前期になると色々な問題集が目に入るようになり落ち着かない人も多いと思います。
ですが、この時期に新たな問題集に手をつけると、結果として中途半端な状態となり失敗しやすいので注意が必要です。
問題を解いて知識を定着させるという面から問題集に取り組むことは大切ですが、新たに問題集に取り組むと知らないことがどんどん出てきて焦ってしまうケースがよく見受けられます。
最後まで解いて問題を自分のものにできれば良いのですが、なかなかそこまで到達しないものです。
限られた時間の中で合格レベルに達するために最大の効果を上げるには今まで解いてきた問題集をもう一度やり直すことが一番です。
次は基本テキストについてです。みなさんは既に利用している基本テキストがあると思います。
通信教育で利用している科目別のテキストを利用している方は全科目に一通り目を通すのに手間取る傾向があります。
そういった方は、市販のもので1冊に基本事項の全てを網羅した基本テキストを用意してみるとよいでしょう。
短い時間で復習すると、得意科目、苦手科目で勉強内容に偏りがでるのは当然のことですが、その差をなるべく小さくすることが大切です。
これからの時期は今まで勉強してきた内容をしっかりと理解し正確な知識として定着させることが必要であり、それには基本事項をコンパクトにまとめた基本テキストを読み込むことが効果的です。
最後は体調管理についてです。
病気や怪我をしないようにすることはもちろんですが、試験本番の時間帯に頭の回転を最高の状態にするためには、普段の生活時間帯を見直し、昼型の生活パターンにしておくことが必要です。
勉強時間が深夜にまで及び午前中は頭がフル回転しないという方もみえます。
試験直前に昼型に切り替えたもののうまくいかず、本番で力を出し切れなかったという話しをよく聞きます。
深夜型の方は早いうちに時間をかけて昼型に戻しておくことをお勧めします。