社会保険労務士試験を受験されるみなさんにとって、現在の最大の目標は試験に合格することだと思います。
そこで最初にこの試験の特徴を再確認しておきましょう。
理解しておいて欲しいのは、「社会保険労務士試験は落とすための試験ではない」ということです。一定の水準に到達すれば必ず合格できる試験です。
その水準がどれ位かは年によって多少のばらつきがありますが、午後の択一式は65%位の正解率で合格できます。
午前中の選択式で取りこぼさなければ大丈夫です。
では、どうやってこのレベルをクリアするかですが、毎年の傾向として、基本事項からおおよそ6割、残りは複数の基本事項を組み合わせた応用問題と時間稼ぎの難問で構成されています。
そこで、直前期にやることは基本事項をしっかりと理解することが何より一番大切です。
過去問や予想問題のうち難問は余裕のある人だけ取り組めばよいのです。
受験生の半数以上が正解できる問題を確実に正解できるようにすることこそが合格への近道です。
勉強すべき範囲は膨大なものですから全て取り組むには相当な時間と労力が必要です。
あれもこれもと新たな知識を詰め込みたい気持ちは良く分かりますが、思い切って捨てる勇気を持ってください。
基本事項に絞って取り組むことが試験攻略の最大のポイントです。