歯科衛生士の国家試験
歯科衛生士の国家試験は毎年3月に行なわれます。
受験資格は指定の歯科衛生士養成学校を卒業、あるいはその年3月に卒業予定の者とされています。
あるいは外国の歯科衛生士の資格を持っていて、日本の養成学校卒業と同等の能力があると判断されれば、受験資格を得ることも出来ます。
試験科目は解剖学及び生理学、病理学、微生物学及び薬理学、口腔外科学、小児歯科学、歯科予防処置、などおよそ10の科目に及びますが、国家試験の合格率は90%を超えています。
指定の養成課程を修了することが受験資格となっているので、卒業できれば国家資格には合格したも同然とみなされていることが想像できます。(もちろん油断はできません。)
事実、多くの専門学校が合格率100%をセールスポイントに揚げています。
以前歯科衛生士は女性にしか許されていない職業でした。
最近では男性の就職も認められてはいますが、まだまだその数は少数です。
この仕事は患者さんとのコミュニケーションをとったり、歯科医師が治療をしやすくするような補佐をしたり、歯磨きの指導をしたりと女性らしい決め細やかな心遣いも必要とされる職業です。
女性が受験しやすい数少ない国家試験のひとつが歯科衛生士なのです。