歯科衛生士とは?
歯科衛生士という言葉を聞くと少し難しそうに聞こえますが、病院で医師のサポートや患者さんの補助を行なうのが看護師であれば、歯科医院で医師のサポートをするのが歯科衛生士です。
要するに歯医者さんにいる看護師さんといったイメージです。
歯科衛生士の主な仕事は、医師の指示にしたがって治療器具を手渡したり、ライトを調節したり、医師が治療しやすくするように補助をする事ですが、その他にも重要な仕事がたくさんあります。
そのひとつは、歯磨き指導です。
歯科衛生士になるための資格は?
歯科衛生士になるには国家試験に合格する必要があります。
そして、その国家試験を受験するためには歯科衛生士養成機関を卒業することが必要です。
さらに、その歯科衛生士養成機関には2種類あります。
管轄省庁が二種類あるためで、ひとつは厚生労働省が指定した歯科衛生士養成所、もうひとつは文部科学省が指定した歯科衛生士学校です。
終了過程は養成機関によってばらつきガありますが、2年から3年のプログラムで夜間の設定があるところも多いようです。
歯科衛生士の国家試験
歯科衛生士の国家試験は毎年3月に行なわれます。
受験資格は指定の歯科衛生士養成学校を卒業、あるいはその年3月に卒業予定の者とされています。
あるいは外国の歯科衛生士の資格を持っていて、日本の養成学校卒業と同等の能力があると判断されれば、受験資格を得ることも出来ます。
試験科目は解剖学及び生理学、病理学、微生物学及び薬理学、口腔外科学、小児歯科学、歯科予防処置、などおよそ10の科目に及びますが、国家試験の合格率は90%を超えています。
歯科衛生士を養成する大学とは?
一般的な大学を卒業しても歯科衛生士の受験資格は得られません。
文部科学省、あるいは厚生労働省の指定学校を卒業することが、受験資格に明記されています。
その指定校において2から3年のカリキュラムを終了し、あるいは終了予定の者だけに国家試験の受験資格が与えられるのです。
看護師になるために看護学校を卒業しなければいけないのと同じです。