生活援助
ホームヘルパーの仕事とはどのようなものがあるのでしょうか?
大きく分けると三種類の仕事を挙げることができます。
まずは生活援助。そして身体介護と、相手と相談したり助言を行ったりする、というものです。
ここでは最初に生活援助について見ていくことにします。
身体介護
今回のテーマは、ホームヘルパーの大事な仕事の一つである「身体介護」についてです。
「身体介護」とは、身体が衰えてしまっていたり、何らかの障碍を負っていたりする高齢者を介護し、肉体的なケアを行うことを意味します。
このためホームヘルパーの側がそうした障碍に対する知識を深く習得しておくことが非常に重要になってきます。
具体的にはそうした身体介護の仕事を行う場合、ホームヘルパー2級の資格を取っておくことが必須になります。
「滞在型」と「24時間巡回型」
ホームヘルパーの仕事は大きく二つに分けることが出来ます。
「滞在型」と「24時間巡回型」です。
「滞在型」の場合、介護する高齢者の家に文字通り滞在して、炊事や洗濯、身体介護などを行うというのがその主な仕事になります。
「24時間巡回型」と比較して、現時点では「滞在型」の方が求人は多いかもしれません。「24時間巡回型」は、採算の問題や人手の問題もあり、サービスを維持していくことが現実問題として、非常に難しい状況にあります。
訪問介護において求められるもの
ホームヘルパーは日本語では訪問介護人と呼ばれます。
文字通り、それぞれの高齢者のところを訪れて介護する人のことを意味します。
しかし、字面で解釈するのと実際に訪問介護を行うことの間には大きな違いがあります。
他人の家を訪れるわけだから当然のこととしてその家の流儀には従わなければなりませんし、相手のプライバシーにも気を使わなければなりません。
接客業などでも求められる「相手と同じ目線に立つ」という姿勢は、訪問介護においても同じように大切です。
巡回型のホームヘルパーとは?
ホームヘルパーは日常生活で援助が必要な人を助ける役割を持つのですが、やりがいもあって楽しい仕事です。
現代では高齢化も進み、このような介護職も求められてきているのですが、ホームヘルパーには勤務体制で二種類に分けられるのですが、そのうち巡回型の勤務では主に短時間の滞在で必要なことを行います。
巡回型では主に一日中24時間体制で働くことになり、滞在時間は各家庭で15分から20分ととても短い時間内で仕事を行わなくてはなりません。
巡回型のホームヘルパーは、じぶんの指定された時間内で効率よく利用者の家を回り、必要な仕事をこなしてゆきます。
大体は、担当する家を8件から10件ほど回るのが普通のようです。
滞在型のホームヘルパーとは?
高齢化が進んできた現代では欠かせない仕事であるホームヘルパーの資格を取得する人の数は増える傾向にあり、資格を取る年代としても若い人から高年齢の人たちまで広い範囲で資格を取っていることが多いようです。
ホームヘルパーは資格取得後事業所などに登録して働くのですが、勤務形態としては二通りに分けられるようです。
ひとつは巡回型のホームヘルパーなのですが、巡回型では早朝であるとか夜の勤務が主なもので、ひとつの家庭につき15分ほど滞在して仕事を行います。
滞在型ではひとつの家庭に30分以上いることになるのですが、平均では1時間から3時間ほど滞在することになるようです。