社会保険労務士試験に合格するための正しい勉強法とは、皆ができる問題を確実に押さえることです。
「当たり前のことが、当たり前にわかり、当たり前に解ける」ことこそが、合格に必要不可欠です。
多くの人が解ける正答率の高い問題を確実に取れれば、結果として合格点に手が届きます。
正答率の低い問題をどんなに間違えてもそれだけで不合格になることはありえません。
相対評価の試験ですから。
逆に、合格点が取れない=正答率が高い問題を間違えた、ということになりますから誰にも文句は言えません。
皆ができる問題を確実に押さえる、社労士試験は自分との戦いです。
「当たり前のことが、当たり前にわかり、当たり前に解ける」こと、要するに正答率の高い問題を確実に解けることが大切だということはこれでお分かりいただけたと思います。
これを別の言葉に置き換えると。要するに「基本が最も大切」ということになります。
当たり前ですよね、でも多くの受験生がこの当たり前のことができません。
だから不合格になるのです。
さて、そうは言っても、具体的にどの問題やどの知識が「当たり前のこと」すなわち「基本事項」になるの?という疑問にぶつかります。
逆に、これがわかれば合格にかなり近づいている、実力が伸びている証でもあります。
初学者の方には、この判断がなかなか難しいかもしれません。
でも、考え方によってはそれほど悩む必要はありません。
具体的にどの問題が皆ができる「基本事項」になるのか?の答えのヒントは簡単に手に入れることができます。
過去問です。これも「当たり前のこと」です。
では、なぜ過去問が大切なのでしょうか?
具体的に考えたことありますか?
社労士試験に受かるためには、正答率の高い問題を確実に解くことです。
本試験に過去問レベル問題が出題された場合、正答率は当然高くなります。
そのような問題を間違えるとかなり厳しいです。
正答率が10%代、20%代、30%代といった難問も出題されますが、これを間違えても不合格になりません。
反対に過去問レベルの問題になってくると正答率がかなり高くなります。
このような問題を落とすと、正答率の低い問題を解けなければ合格点に及ばないため、競争上かなり不利になります。
正答率の低い問題を解けるようになるための勉強は、リスクが高いです。
何年も学習している受験生ならともかく、初学の方にはかなり難しい、というよりもむしろ難問を解けるような勉強方法は決してとるべきではないです。
このような勉強方法は受験生活を長期化させる最大の要因となります。
ですから、正答率が高い問題で勝負する=過去問をきちんとこなすことが大切なのです。