小口現金勘定
次の事例について仕訳をしなさい。
4/1
定額資金前渡法を採用し、4月分の小口現金\50,000を小切手を振り出して用途係りに渡した。
4/30
用途係りから支払明細書を受取り、小切手を振り出して資金を補給した。
(4月中の支払明細書)
消耗品費 \10,500 交通費 \6,500 雑費 \4,800
日付 | 借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金額 |
4/1 | 小口現金 | 50,000円 | 当座預金 | 50,000円 |
4/30 | 消耗品費 交通費 雑費 | 10,500円 6,500円 4,800円 | 小口現金 | 21,800円 |
4/30 | 小口現金 | 21,800円 | 当座預金 | 21,800円 |
設問の解説
設問は、4/1に定額資金前渡法を採用していますので、小口現金という資産の増加ですから、借方が小口現金50,000円となります。貸方については、小切手を振り出していますので当座預金50,000円です。
4/30に4月分の清算を行います。費用の発生分を借方に、小口現金で支払をしていますので、貸方は小口現金です。
小切手を振り出して小口現金を補給していますので、借方が小口現金、貸方が当座預金、金額は補給分の21,800円です。
小口現金勘定のポイント
小口現金の処理自体については、慣れてくるとそれほど難しくありません。
むしろ、いかに早く正確に判断できるか否かが重要です。
なお、小口現金の処理を省略して仕訳すると下記の様になりますが、最初は無理せず上のオーソドックスな仕訳をマスターするようにして下さい。
日付 | 借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金額 |
4/30 | 消耗品費 交通費 雑費 | 10,500円 6,500円 4,800円 | 当座預金 | 21,800円 |