当座借越勘定
次の取引を当座借越勘定を用いる方法で仕訳をして下さい。(当座預金の残高は6月末時点で\300,000あり、借越限度額\150,000の当座借越契約を結んでいる。)
7/1
A社から商品\250,000仕入れ、代金は小切手を振り出して支払った。
7/2
7月分の家賃\65,000を小切手を振り出して支払った。
7/3
B社から売掛金\120,000を回収し、代金は小切手で受け取り、ただちに当座預金に預け入れた。
日付 | 借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金額 |
7/1 | 商品 | 250,000円 | 当座預金 | 12,000円 |
7/2 | 支払家賃 | 65,000円 | 当座預金 当座借越 | 50,000円 15,000円 |
7/3 | 当座借越 当座預金 | 15,000円 105,000円 | 売掛金 | 120,000円 |
設問の解説
6月末時点の当座残高は300,000円です。
7/1に商品の仕入代250,000円発生しました。当座残高は50,000円ですので、当座借越勘定を使う必要はありません。(貸方)当座預金 250,000円です。
7/2に家賃65,000円が発生しています。当座の残高はこの時点で50,000円ですので、15,000円のマイナスになります。よって、(貸方)当座借越 15,000円です。
7/3に120,000円残高が増加します。残高はマイナスの15,000円が消え、プラス105,000円となります。
当座借越勘定のポイント
当座借越勘定を用いる方法と当座預金勘定を用いる方法があります。
どちらを用いるかによって、仕訳が異なりますので注意が必要です。
当座預金勘定を用いる場合には、当座の残高がマイナスになった時、貸方に当座借越××円と記入します。
その後、口座に現金等を預け入れた場合には、マイナスがなくなるまで、借方に当座借越××円と記入します。