約束手当
次の取引の仕訳をA商店・B商店それぞれについてして下さい。
7/1
A商店はB商店から商品\150000を仕入れ、代金として約束手形\90,000を振り出してB商店に渡し、残りは掛とした。
7/2
B商店は取立てを依頼していたA商店振出しの約束手形\90000を当座預金に入金していた旨、期日に取引銀行から通知を受けた。
7/1の仕訳
商店名 | 借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金額 |
A商店 | 仕入 | 150,000円 | 支払手形 買掛金 | 90,000円 60,000円 |
B商店 | 受取手形 売掛金 | 90,000円 60,000円 | 売上 | 150,000円 |
7/2の仕訳
商店名 | 借 方 | 金 額 | 貸 方 | 金額 |
A商店 | 支払手形 | 90,000円 | 当座預金 | 90,000円 60,000円 |
B商店 | 当座預金 | 90,000円 90,000円 | 受取手形 | 150,000円 |
設問の解説
本問は約束手当ての仕訳に関する問題です。
7/1 約束手形を振り出しの場面
<約束手形を振り出した側の仕訳>
支払手形は負債になります。負債の増加=貸方です。
<約束手形を受取った側の仕訳>
受取手形という資産が増加します。資産の増加=借方です。
7/2 約束手形の決済の場面です。
<約束手形を振り出した側の仕訳>
支払手形という負債が減少します。負債の減少=借方です。
<約束手形を受取った側の仕訳>
受取手形という資産が減少します。資産の減少=貸方です。
勘定のポイント
約束手形に関しては、振り出した側と受取った側で逆の処理になります。
勘定科目は、振り出した側は支払手形勘定、受け取った側は受取手形勘定を使います。